VBA-3コードの可読性を上げる為にVBEのエディタの設定を変更する

コードの可読性を上げる為にVBEのエディタの設定を変更

早速コードを書く画面の説明に入ります。その前にエディタの設定を変更します。

プレーンな画面に彩りを持たせ見やすくします

勉強効率に影響しますので是非やってみてください。

最後にコードを少しだけ書いてみます。

基本となる命令の開始と終了を定義します。

便利な機能も交えて解説していきます。

前回の記事

前回の記事です。コードウインドウ以外は紹介させていただきました。

本記事での課題

今回の課題です。

EnjoyExcel
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課題

エディタの設定に取り組んでみよう

初心者向けエクセルマクロ学習シリーズ

エディタの設定

コードを書く画面の話が終わりますと本格的な勉強を始めていきます。

まずは標準モジュールをセットしてからコードを書きましょう。

標準モジュールにコードを書く理由はどのシートにも命令が出せる事です。

もう1つはモジュール単位でエクスポートして別の.xlsmのデータに移すことができるからです。

もう少し進むとメリットが分かってくると思いますが今回のシリーズでは説明しません。

では標準モジュールを出してみましょう。

以下画像の黄色のマルあたりで右クリック。

中央あたりに「挿入」というコマンドがでるので横に展開して「標準モジュール」を選択。

プロジェクトエクスプローラの一番下に標準モジュールがセットされました。

その後はModule1をダブルクリックしてください。

VBEの右上に一番大きく配置されたこの画面をコードウインドウと呼びます。

ここにコードを書いていく事になります。

ここで設定によって様子が分かれる要素がありますので紹介しておきます。

一番上に「Option Explicit」という表示が入ります。

出ていても出ていなくても今はそのまま進んでください。詳細は別記事で説明します。

この文字は変数について説明するときに具体的な説明をしますので今はスルーしてください。

(書いてある方は消さなくても良いのでそのままにしておいてください)

ではここからはコードを書いていこうと思います。その前に1点確認です。

コードを書く画面白くないですか?こんな感じのが見やすいですよね?変えましょう。

VBE上段の「ツール」から「オプション」を選択。

オプションウインドウが出てくるので「エディタの設定」タブを選択。

以下のように変えてみましょう。

あとフォントはMeiryo UI(日本語)、サイズはお好みでお願いします。

番号コードの表示色前景背景
1標準コード黄色
2コメント濃いグレー
3キーワード水色
4識別子
エディタの仕様を合わせていただくと以降の記事が読みやすくなります。

この後少しコードを書くのですが最初の真っ白の状態よりは作業し易くなります。

ここからコードを書いていくとより分かりやすく感じると思います。

色は好みがありますがこの後のシリーズは全部この色の組み合わせで画像を用意しています。

一緒の方が見やすいのでひとまずは同じ設定にしていただく事をお勧めします。

コードを書く

「Option Explicit」の下に sub 20210626_1()  と書いてEnterを押してみましょう。

名前は特に意味は無いのですが今回はアンダーバーより前は日付にしています。

使ってはいけない文字もあります。使うとエラーで止まります。ここでは紹介しません。

各自で検索してみてください。

Enterを押すと早速上のダイアログボックスと同じ表示が出てくると思います。

わざとエラー出してみました。早速止まりましたよね。

エラーの原因はsubのあといきなり数字使った為です。

色々な縛りがあるのですがそのうち分かるようになります。まずはこのエラーを対策していきましょう。

では sub の後を day20210626_1() にして下さい。いろいろ表記が変わりましたよね。

  • Sub が青くなって先頭が大文字
  • ()が黄色
  • 青文字の End Sub が入力される

Sub と End Sub の間にコードを書いていきます。これが1つの命令という事になります。

次の命令を書きたい時はEnd Sub の下に Sub day20210626_2() を入力してみます。

するとすぐ上に 線が入ってコードが分割されると思います。

これでより命令の単位が明確になると思います。

ちなにみ先頭にある「Option Explicit」の上にも線が入ってますよね。

こんな感じでコードを書く標準モジュールは一つでも複数の命令を書くことが出来ます。

最後に画像内で控えめに存在しているグレーの文字です。

シングルクォーテーションの後に日本語が書かれています。

見た感じ全部日本語ですからコードじゃなさそうです。

これはコメント機能です。

シングルクォーテーションを最初に入れる事でコメントを記入出来ます。

これはコードには含まれないのでいくらでも書いてください。

最初はコード自体が何をやっているか?どんな処理をしているのかを書きましょう。

しかし慣れてくるとコードは読めるので書かなくても良いです。

コードが読めるようになってきてからのコメントは理由を書くようにしてください。

なんでこのコードを書くに至ったのか」という経緯や注意点を書いたほうが良いです。

引き継ぎ時、後で自分で読み返す際助けになります。

まとめ

少しずつ自分でコードを書けるようになってきましたね。

ここまでの内容を本やネット、動画を調べながら独学でやってみるとものすごい時間がかかります。

本日勉強したこと
  1. エディタの色は変えられる
  2. Sub 先頭数字** ()はエラー
  3. コメントは程よく使おう
コード書けましたね

Enjoy Excel

調べてから理解するまでには大変な労力を伴います。

これを読んでいただいている方は少しでも当たりだと思ってもらえる様書いていきます。

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